第90話:自我-クルシミ-|あらすじネタバレ【ヒメゴト〜十九歳の制服〜8巻】

第90話:自我-クルシミ-|鏡はどちら?【ヒメゴト最終巻】

<ヒメゴト〜十九歳の制服〜>8巻収録話

 

第89話 微笑-ホホエミ-
第90話 自我-クルシミ-
第91話 映-ウツサレルモノ-
第92話 失-ナクス-
第93話 剥-ハグ-
第94話 失楽園-パラダイスロスト-
第95話 脱-ダツ-
第96話 解-ホドク-
第97話 暴-アバカレル-
第98話 深淵-オクフカク-
第99話 解散-カイサン-
最終話  佳人、未果子、由樹-ソレゾレ-

 

<第90話:自我-クルシミ->あらすじネタバレ
由樹に絶縁宣言をされた未果子、そのまま佳人をホテルへと連れ込みます。

 

客を待たせているにも関わらず、別の部屋を取った彼女の真意とは?

 

制服を脱ぎ捨てて佳人に襲いかかる未果子、完全にセックスをする気マンマンなようで。

 

しかし佳人もやられてばかりはいられません。

 

力づくで体制を反転させ、セックスをしたら客も制服も全部やめて自分だけのモノになってくれるかと問いかけたのです。

 

しかし、未果子の答えはなんで鏡がしゃべるの?

 

彼女は言います、あんたは私を映す方だと。

 

女の子じゃない、可愛くない、誰も憧れない男の佳人は鏡で中身は空っぽな映すだけの存在だと。

 

でも、私はずっとそばにいてあげる…。

 

この一言で佳人は自覚してしまいます。

 

真似しているのは自分、だから鏡だったのは自分だと。

 

それが分かった途端、彼の自我は崩壊していきました。

 

未果子にされるがまま、快楽を受け続けることはとても楽なこと。

 

自分はタダ、完璧な女の子を映すだけでいいのですから。

 

そして、いよいよ挿入となった時に未果子は再び告げました。

 

ずっといてあげるからね

 

でも、佳人は彼女と永遠に一緒にいたいわけではないんです。

 

その美しさが失われるまで、それまで一緒にいられればいいのです。

 

佳人は自分が鏡だとわかった瞬間、今度は違う欲が出てきました。

 

今は完璧な少女である未果子ですが、いつか必ずほころんでくる日が来ます。

 

でも、彼はそんな日を迎えさせたくはありませんでした。

 

ならば、どうする?

 

佳人は未果子へ究極の答えを突きつけていき…

 

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