櫟原 由樹(イチハラ ユキ)|ヒメゴト〜十九歳の制服〜
大学へ進学後は実家を出てひとり暮らし中。
インテリアは質素で単身赴任中のお父さんのようだと表現されるほど女らしさがありません。
ボーイッシュを通り越して男と間違われるような髪型、服装ばかりしています。
初期の態度は近づくなオーラ全開、いつも幼馴染の祥とつるんでいました。
祥がいなくなってからは女の子と付き合うようになり、格好も佳人のお陰で女らしく変化していきました。
スタイルは肩幅が広いものの、かなりの巨乳の持ち主。
ショートパンツにTシャツなど、体のラインを意識した服装が似合います。
髪型は終始ショートカットのままですが、最後には小さく結べるまでに髪を伸ばして女らしさがアップしています。
ヒメゴト 「制服を着て見知らぬ誰かに辱めの言葉をかけられながら自分を慰め、オナニーをすること」
男らしさ全開の彼女ですが、本当は女らしく振る舞いたいという願望を抱いています。
しかし、中学の時も高校の時もタイミングを逃してしまい女らしくなることができませんでした。
大学では自分を変えたいと思っていましたが、祥がついてきたことにより結局は今までと変わらず。
自分を変えることができないまま、中途半端な自分を持て余しています。
そんな彼女が唯一、女として振る舞えるのが高校の制服を着る時。
持ち物の中で女らしいものがこれしかないのです。
自慰行為は自分が女であることを最大限に確認できる行為で、19歳の彼女は当然ながら性欲を持っています。
外で発散することができない彼女はこれを密かに解消するしかありません。
永尾 未果子(ナガオ ミカコ)|ヒメゴト〜十九歳の制服〜
実家は神奈川県にありますが、今は都内でひとり暮らしをしています。
大学の友達には実家から通っていると嘘をついており、ひとり暮らしのことは秘密にしています。
部屋はシンプルでほとんど物がありません。
服装は清楚でありながら高価な服が多く、化粧は一切しません。
髪型はロングのストレート、色は黒で染める気は無し。
大学で仲よくしている杏と梨奈が色々とアドバイスをしてくれますが、親が厳しいから化粧や髪型はできないと嘘をついています。
両親は行方不明で肉親は祖母ひとりのため、幼少の頃は貧しい生活を送っていました。
性格は激しい表裏があり、学校では清楚に振舞っていますが本性はしたたかでズル賢い性格です。
自分の目的のためには他人を平気で陥れることもあり、由樹を守るためと称して祥を誘惑しました。
ヒメゴト 「夜になるとセーラー服に身を包み、15歳と嘘をついて売春していること」
昼間は清楚なお嬢様を演じている彼女、男の人は苦手だと公言しています。
夜になると携帯サイトで出会った年上の男性とホテルに入り、売春を繰り返しています。
15歳と嘘をつき、それがバレないことに快感を感じるのが彼女の喜びです。
この時は地元で有名な清花女学院のセーラー服を身につけるのが決まり。
アソコを汚い男に舐められることでしか濡れることができず、下半身の感情は別物だと考えています。
純粋な由樹を「おとこのこ」として好きになり特別な関係になりたいと思う一方、汚れた下半身の欲望を捨てられずに悩むことも。
相葉 佳人(アイバ カイト)|ヒメゴト〜十九歳の制服〜
畳のアパートでひとり暮らしをしていますが、普段は彼女の家に泊まっているので部屋は服置き場として使っています。
家族は地方に住んでおり、両親とふたりの姉がいます。
父親は厳しい性格ですが母親は自分とよく似た佳人に特別な思いがあり、幼少の頃には姉の服を着せられたことも。
端正な顔立ちで男性としては華奢な体つきをしており、かなりの細身です。
初期の彼女はモモという女性で高校から付き合っていますが、後半では彼女の友達である柚香に乗り換えました。
女性と付き合う理由はお金のためで、クレジットカードを渡され援助を受けています。
有名雑誌の素人モデル常連なこともあり、男女問わず人気があります。
大学ではいつも大勢の取り巻きに囲まれており、彼を狙っている女性も多数いる様子。
ヒメゴト 「学校外では理想の女の子を真似した女装をすること」
小さい頃、母に着せられた着物が彼を女装に駆り立てるキッカケになりました。
その時はきれいだなくらいにしか思わなかった彼ですが、初めての彼女が出来て転機が訪れます。
冗談半分で自分の服を佳人に着させた彼女、そのまま一緒に街を歩くこともありました。
これに興奮を覚え、そのままエッチをしたいと思いますがさすがに拒否されます。
しかし佳人の欲望は止まることなく、こっそりと女装を楽しむようになりました。
化粧の技術や服のセンスはかなりの腕前で、並みの女子では勝ち目が無いくらいの美しさを誇るほど。
最終的な目標は女である自分を好きな人に受け入れてもらいたい、これが彼の最大の望みとなっています。
そしていつしか憧れの女の子と同じ格好をし、その娘と繋がりたいと思っているのです。
根本 祥(ネモト ショウ)|ヒメゴト〜十九歳の制服〜
由樹と同じ地元で、彼女とは中学からの幼馴染です。
「ヨシキ」というあだ名をつけたのも彼で、大学でも人見知りな由樹の橋渡し的な存在になっています。
本人は由樹のことを「男友達」だと公言していますが、由樹本人は不満な様子。
周囲も祥が勝手に付きまとっていると考えていますが、本人は気がついていません。
由樹が女らしくなることを人一倍、警戒し拒否しており少し髪が伸びたら切れと言ってくるしつこい性格。
外見はごく普通の男の子で、これといって特徴はありません。
大学まで女性との交際歴はなく、未果子に誘われて童貞を喪失しました。
小心者だと思われていますが追い詰められると意外に行動派な一面を発揮し、周囲を困らせるような行動を取ることも。
由樹立ちと同じ大学は中退し、地元の大学に入り直しました。
成人式の時には彼女がおり、新しい人生を歩み出しています。
ヒメゴト 「ずっと男友達扱いしてきた由樹のことが好き」
自ら進んで男扱いし、中学も高校も一緒に過ごしてきた祥ですが心の奥では由樹のことを好きだと思っていました。
しかし自ら告白するようなことはせず、いつかは付き合うようになるだろうと楽観的に考えています。
由樹が女らしくなっていくことに焦りを感じ歪んだ形で自分の思いを告白した結果、失恋する結果に終わりました。
失恋の直後、未果子に誘惑され今度は彼女にのめり込んでいきます。
言われるがままに彼女の家に住みつき、大学にもいかず自堕落な生活を送り続けました。
流されるまま、自分の意思をハッキリさせることなく他人任せに生きてきた彼。
最終的には由樹と和解し、普通の友達関係に戻ることができました。