第64話:殺-コロス-|あらすじネタバレ【ヒメゴト〜十九歳の制服〜6巻】

第64話:殺-コロス-|ふたりの未果子はひとつになり…【ヒメゴト6巻】

<ヒメゴト〜十九歳の制服〜>6巻収録話

 

第61話 過去-カコ-
第62話 証-アカシ-
第63話 鏡-ワタシ-
第64話 殺-コロス-
第65話 制服交際-セイフクデート-
第66話 過失-カシツ-
第67話 悦-エツ-
第68話 後回-アトマワシ-
第69話 連夜-レンヤ-
第70話 志操-シソウ-
第71話 比重-ヒジュウ-
第72話 駆引-カケヒキ-
第73話 迎-ムカエルトキ-
第74話 錯綜-サクソウ-

 

<第64話:殺-コロス->あらすじネタバレ
未果子から彼女の制服を渡されて佳人、最初は着ることを拒否していました。

 

しかし彼女から自分を知りたいのなら着てと言われ渋々、身につけることに。

 

そのままベッドに横たわる二人、格好だけでなく次第に自分たちが同じ人間のような気がしてきて…。

 

黙って、ただ鏡を見るように…

 

そう言われた佳人が彼女の瞳を覗き込むと、目の前には理想としていた自分がいることに気がつきます。

 

二人は自然な流れで唇を重ね、目の前の未果子を自分だという錯覚が襲ってきました。

 

綺麗でキラキラした私、でも声を出すと男の低い声!?

 

ふと現実に引き戻されましたが、未果子からシーっと指をあてがわれて気がつきます。

 

鏡の自分に声をかける必要はない、黙って愛でるだけ…。

 

すると未果子は自ら上着をめくり、白い素肌をあらわにしてきたのです。

 

美しい少女の体を自分の体と錯覚しながら愛でていく佳人、しかし今度は男の吐息が聞こえてきました。

 

黙れ!

 

自らにそう言い聞かせるとグッと息を殺し、相葉佳人という人物を殺していきます。

 

ここにいるのは未果子だけ、そう思い込むことで彼は完全に一体化していくのでした…。

 

聞こえるのは自分の声、触っているのは自分のカラダ。

 

本当は全部、未果子のものですが錯覚することで幸せになれるのならいいのかな?

 

でも、決定的に違う部分がありました。

 

それは男性器、ここを触られるといやでも男である自分が蘇ってきます。

 

咄嗟に未果子から離れる佳人ですが、それでも彼女は慌てません。

 

自分にも小さいけどあるよ、そう言って自分の性器をあらわにするのでした。

 

これって先日、客から聞いたクリトリスの話でしょうか。

 

ここ、いじるの大好きと言って自ら触り始める未果子は佳人にも真似をするように言い聞かせます。

 

言われるがまま、未果子を映すように自分の性器を擦り始める佳人。

 

完全に洗脳されているというか、流されているというか…。

 

でも未果子の魔力の前ではどんな人間も無力なってしまうのかも。

 

それだけ彼女には魅力があるのでしょう。

 

こうしてひとつになった未果子と佳人、ふたりの関係はどうなっていく!?

 

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