第63話:鏡-ワタシ-|あらすじネタバレ【ヒメゴト〜十九歳の制服〜6巻】

第63話:鏡-ワタシ-|シンクロした二人【ヒメゴト6巻】

<ヒメゴト〜十九歳の制服〜>6巻収録話

 

第61話 過去-カコ-
第62話 証-アカシ-
第63話 鏡-ワタシ-
第64話 殺-コロス-
第65話 制服交際-セイフクデート-
第66話 過失-カシツ-
第67話 悦-エツ-
第68話 後回-アトマワシ-
第69話 連夜-レンヤ-
第70話 志操-シソウ-
第71話 比重-ヒジュウ-
第72話 駆引-カケヒキ-
第73話 迎-ムカエルトキ-
第74話 錯綜-サクソウ-

 

<第63話:鏡-ワタシ->あらすじネタバレ
佳人から貰ったカードでホテル住まいをしている未果子ですが、なぜか彼女の方が態度は強気!?

 

今日も彼を呼び出し、しかも女装した状態で来るように指定しました。

 

その理由は彼に着せたい服があったから…。

 

未果子が一番輝ける服、それはセーラー服!

 

佳人が着れるサイズのものを用意し、自分の前で着てみてほしいと言うのです。

 

でもこの服を着るということは未果子の売りを肯定するということ!

 

それだけは賛成できない佳人はその服の君は輝いて見えないと真っ向から否定します。

 

これくらいで諦める未果子ではなく、ベッドに横たわられるだけで思わずドキッとしてしまいました。

 

制服を来ている私は輝いて見える、だから皆お金を払うのだと彼女は言います。

 

そして佳人が憧れた未果子はそのお金によって作られたわけで…。

 

しかし、佳人も折れません。

 

彼の憧れた、昼間の彼女は虚像だと分かったもう価値は感じない。

 

でも、それを言っている彼は未果子の方を見ることができなくて…。

 

あっさりと虚勢を見抜かれ、また追い詰められていきます。

 

未果子の家は生活保護で家族は祖母一人、稼がないと大学にすら行けなのでした。

 

しかも佳人だって自分と同じようなことをしているわけで、彼が渡してきたカードは彼が体を売って手に入れたもの…。

 

そんなことは今更わかりきっていること!

 

だから佳人は未果子の手を握ってこう宣言しました。

 

キミがいるものは僕が稼ぐ、だからお願い。売りをやめて。

 

未果子のことをまるごと抱える決意をした佳人、これは惚れたからなのか。

 

それとも別の誰かの為?

 

ところがこの申し出に未果子は応じません。

 

彼女が売りをするのはお金のためだけじゃないから、でも理由は教えてくれないって…。

 

知りたいのならこれを着て、わたしになりなさい

 

そんな悪魔の誘惑みたいな言葉をささやかれたら、思わず従いたくなっちゃうでしょう〜。

 

ついに未果子と同じ制服に袖を通した佳人、まるでふたりは双子みたいです。

 

身長の違いや多少の顔つきは違うものの、美しさは生き写しのよう。

 

そして、未果子がこの服を着せた本当の目的とは!?

 

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