第1話:由樹-ヨシキ-|あらすじネタバレ【ヒメゴト〜十九歳の制服〜1巻】

第1話:由樹-ヨシキ-|私は男らしくしたい…わけじゃない【ヒメゴト1巻】

<ヒメゴト〜十九歳の制服〜>1巻収録話

 

第1話:由樹-ヨシキ-
第2話:未果子-ミカコ-
第3話:佳人-カイト-
第4話:渋谷-シブヤ-
第5話:露-アラワ-
第6話:女友達-オンナトモダチ-
第7話:交叉-クロス-
第8話:密室-ミヒツ-
第9話:萌芽-メバエ-
第10話:雷鳴-ライメイ-
第11話:誤魔化-ゴマカシ-
第12話:卒業-ソツギョウ-

 

<第1話:由樹-ヨシキ->あらすじネタバレ
大学一年生の由樹(ユキ)は普段から男っぽい女の子。

 

服装はさることながら、髪型もそっけないショートカットで言葉使いすら男っぽい始末。

 

そのため彼女は影で「男装の麗人」なんて呼ばれています。

 

男っぽく振舞ってしまうのは生まれながらの性分で、今まではそれでいいと思っていたのですが…。

 

地元から離れたこの大学に進学したのは女の自分を出したかったから。

 

なのに今回もうまくいきそうにありません。

 

器用な性格でないことも関係ありましたが、同じ地元から進学した祥が彼女を男扱いするのが大きな理由。

 

由樹の心の内なんて気が付く素振りも見せず、祥は高校と変わらない態度で接してきます。

 

彼のおかげで由樹はまた、周囲から「ヨシキ」として扱われてしまうのでした。

 

周囲の女子たちの反応も様々で、彼女をカッコイイと騒ぐ子もいれば否定的な子も。

 

男っぽく振舞うことで男子の輪に入り、結局は彼氏をゲットしようって魂胆なんでしょ?

 

なんて意地悪な見方をする女の子もいて、変に目立つと大変そうね。

 

こんな風に人知れず、悩みを抱える由樹は決して人には言えない秘密がありました。

 

それは家に帰るとひとりで高校時代のスカートを身につけること。

 

この時だけ彼女は素直に女の子として振る舞えるのです。

 

本当に不器用な性格ですが、今までと違う自分を出すって難しいからね。

 

そして彼女にはもう一つの秘密がありました。

 

スカートを履いた時、そのままオナニーをしてしまうことです。

 

ただするのではなく、高圧的な何者かに罵られながら女である自分を意識して自慰行為に浸ります。

 

終わったあとは後悔と同時に気持ち悪さと気持ちよさが交錯するのでした。

 

それが彼女にとってのヒメゴト。

 

誰にも言えない自分、19歳の由樹は迷っています。

 

>>ヒメゴト 〜十九歳の制服〜|あらすじネタバレ(トップページ)<<